糠床ブログ

不定期

スキタイの子羊をめぐる冒険

X(旧Twitter)でまとめきれないのでここに書く第四弾 カニ味がする羊は北海道にもいない もはや説明不要の大ヒットファンタジー漫画であるダンジョン飯 第2クールもはじまり、遂にイヅツミが加わる そんなイヅツミが舌鼓を打ったのがバロメッツ、野菜なのか…

切り裂きジャックとブドウとキュウリ

Twitterでまとめきれないのでここに書く第三弾 時は1888年、イギリスはロンドンにあるホワイトチャペル、ここまで書けば出てくるのは切り裂きジャックしかいない フロム・ヘルという切り裂きジャックを題材にした映画で切り裂きジャックが被害者をブドウで釣…

アニメ史上最も安いロボット(900円)

Youtubeで12月3日から配信が開始されたロボットアニメ、『OBSOLETE』 ボトムズが三度の飯と同じぐらい好きな自分にはクリティカルヒットだったのだが 設定が1話だけだと分かりにくいのと、何故アニメ史上最安値のロボットなのか 基礎のキぐらいを解説したい…

遠い未来、宇宙の何処かの話

Obsidianが開発したRPG、The Outer world(アウターワールドはフランス製のADVなのだがこの名称は日本だけである)を購入してクリアしたので感想を まぁ、クセとバグのあるゲームには定評のあるチームの作品であり、今作も中々に厳しめのバグが存在していた…

マリオ・マッシモ・デ・カーロという男  その2

NYの古書商と美術史家の大家にニセモノを掴ませて大金を得たデ・カーロ そのカネでイタリアの政治家MarcelloDell'Utri(ベルルスコーニの管財人、マフィアを政権に引き込んだ張本人)に取り入り古書がたんまりの図書館の館長に就任し、自主的ワゴンセールで…

マリオ・マッシモ・デ・カーロという男  その1

マリオ・マッシモ・デ・カーロ、この名前で検索しても日本語ではこの男の犯した罪はほぼ出てこない 2007年、NYの大手古書商MartayanLanが50万ドルで購入した本がドイツの美術史家 Horst Breadekamp率いる学術チームに真贋鑑定を依頼した その本はSidereusNun…

続・懐中電灯で照らされて目を覚ます

(注意:ゲームのネタバレを含む) 今週の木曜までEpicGamesがRemedy Entertainmentの傑作アクションゲームAlaneWakeの続編『AlanWake's American Nightmare』を無料配布している 元来はXBLAというXbox360で配信専用タイトルとして開発された経緯があり ゲーム…

クースティラーと言う剣について

ツイッターだと長いので、ここにまとめておく第二弾 昔 取ったメモの中にクースティラーと呼ばれる剣の記述があった 騎士見習いが持つ幅広の剣で身代金が払えなかった捕虜の首を撥ねるのに用いられた とだけあり、どの本からの記述なのか、アルファベットの…

懐中電灯で照らされて目が覚める

(注意:ゲームのネタバレを含む) 少し前にEpicGamesがRemedy Entertainmentの傑作アクションゲーム 『AlanWake』を無料配布していた ざっくり言うとバイオハザードをスティーブン・キングで味付けしてツインピークスを利かせたような作品でアクションゲーム…

今そこにある危機

Devolver digitalのカンファレンス 有名サイトでは、ワリと冷笑気味というか大手を慮った記事を書かれていたが 個人的にはよう言うた!である 去年のカンファや須田51のトレーラーは初回のインパクトで持っていかれたが 今年のカンファはちょっと違う、去年…

 ロボットがデータ上の手作りパンに舌鼓を打つ

面白かったマンガの紹介です Escapism ツナ https://www.pixiv.net/user/510493/series/6191 ロボット二人の逃避行のマンガ、読め さすがに端折りすぎなので、ざっくりとライナーを書くと ロボットなのに、人間と同じような感覚がプログラムにあって 皆が仕…

騎士道の終わりはいつだったのか

ドンキホーテとググると、サジェストが驚安の殿堂で染まる ドン・キホーテは騎士道物語の読みすぎで物語と現実との区別がつかなくなった男の話であり、出版は1605年で、この本でも騎士道物語は明確にフィクションであり、昔話の扱いです 騎士道物語は16世紀…

タクアン食べきれてますか?

一人暮らしだと一本丸々のタクアンを食べきるのが厳しいです・・・ (次点:レタス) 白米とタクアンはセットで その流行は江戸時代中期にはじまります、江戸に集められた年貢米は副産物として糠を生み出しました 一方で、白米を常食する江戸の人間にはビタ…

武士は食わねど高楊枝、腰には倭杖

明治10年(1877年・丁丑)三 三月十八日より、榊原鍵吉が倭杖(やまとづえ)を売り出す。(読売新聞3・17、3・20) http://blog.livedoor.jp/misemono/archives/52141496.html この見世物興行や広告をまとめたブログ(見世物興行年表)、非常に面白くて閲覧し…

エマヌエルの剣 追記

ノコギリエイの吻は武器にならないんですか? それはほんとうですか? 気になったので調べてみました。 ノコギリエイの吻はナマズの髭のように電気の流れを感じる器官で砂の中を動くゴカイや甲殻類、魚などの生体電流を感知して、吻をスコップのように使い掘…

エマヌエルの剣 珍しい生物由来の剣身

ツイッターで連投するのもアレなのでブログにでも置いておこうというソレ エマヌエルの剣はバイエルン選定公、マクシミリアン2世エマヌエルの所持していた両手剣です。(全体図はエマヌエルの剣でググると出ます) 上の画像はアップですがこの剣が金属製では…